発表会の会場に再現したテント客室

発表会の会場に再現したテント客室

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「グランピング」本格開業へ 白馬・八方尾根スキー場内

信濃毎日新聞(2019年7月6日)

 北安曇郡白馬村の白馬八方尾根スキー場でリフトを運営する八方尾根開発(白馬村)と人気アウトドア用品メーカーのスノーピーク(新潟県三条市)は5日、充実した設備で宿泊やアウトドア体験を楽しめる「グランピング」施設を13日に本格開業すると発表した。同スキー場内にあり北アルプスを望む標高1200メートルの北尾根高原に整備。自然を満喫する機会を提供し、冬場以外の需要を喚起する。

 施設は「スノーピークフィールドスイート白馬・北尾根高原」。スノーピークが総合監修し、八方尾根開発が運営する。自然の中でスイートルームで過ごすような体験をしてもらう施設として、スノーピーク初の「フィールドスイート」ブランドを冠して展開する。昨秋から試験営業していた。

 テント客室が7つ、世界的に活躍する建築家隈研吾氏がデザインした木製のトレーラーハウス「住箱(じゅうばこ)」を活用した宿泊棟が1つ。それぞれ約100平方メートルのウッドデッキを設ける。食事は地元食材を取り入れた創作料理を提供。たき火を囲むアウトドアバーや御来光ツアーなども用意した。定員は1日8組16人で、1泊1人7万〜11万円。

 5日、都内で開いた発表会で八方尾根開発の倉田保緒社長は「スキー客が減る中、(春から秋の)グリーンシーズンのブランドとして広げていきたい」と話した。

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