多くの人でにぎわうスーパークローン文化財展=8月23日、福井県福井市の県立美術館

多くの人でにぎわうスーパークローン文化財展=8月23日、福井県福井市の県立美術館

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クローン展、週末はナイター営業 福井県立美術館

福井新聞(2019年8月24日)

 シルクロードの文化財や絵画を高精細に復元した福井県立美術館の特別企画展「東京藝術大学スーパークローン文化財展~バーミヤン、敦煌、法隆寺からゴッホまで~」(同美術館、福井新聞社、福井放送でつくる同展実行委員会主催)は8月25日閉幕する。24、25日は開館時間を2時間延長し、午後7時までナイター営業する。

 3D計測や3Dプリンター、X線解析などのデジタル技術と、美術品修復で培った手業を融合し完全再現した計120点を展示。テロで爆破されたアフガニスタン・バーミヤンの「東大仏天井壁画」や、劣化により一部が非公開となっている中国・敦煌市の世界遺産「敦煌莫高窟(ばっこうくつ)」の第57窟、法隆寺金堂の門外不出の国宝「釈迦三尊(しゃかさんぞん)像」などが、現地の光や空気感とともに眼前によみがえる。

 会期最終盤の会場は多くの人でにぎわい、絵画コーナーで精巧に復元されたゴッホやマネらの油彩画に手で優しく触れたり、写真を写したりして楽しむ姿が見られた。

 午前9時から10時までの入館者先着100人に、展覧会にちなんだ記念品が贈られる。一般1400円、高校生800円、小中学生500円。県立美術館=電話0776(25)0452。

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