上田市初のワイナリー「シャトー・メルシャン椀子(まりこ)ワイナリー」が21日、同市長瀬に開業した。地元食材のおつまみや10種類ほどのワインを味わえるテイスティングコーナーを備え、醸造タンクやたるの見学もできる。初日のこの日は地元や首都圏などから大勢の人が訪れ、ガラス張りの窓から見えるブドウ畑の景色を楽しみながら、おいしそうにワインを味わっていた。
ワイナリーは鉄骨2階建て、延べ床面積1458平方メートル。午前10時のオープン前には40人ほどが列を作った。ワイナリー長の小林弘憲さん(45)は「ブドウの栽培からワインの醸造まで全てが見られる施設。ぜひ応援してほしい」とあいさつ。夫と訪れた同市浦野の主婦(63)はワイングラスを片手に、「畑を見ながら飲める絶好の場所」と満足そうだった。
23日までオープニングイベントを開催し、県内在住、在勤者はワイン1杯を無料で提供する。上田駅温泉口から無料送迎バスも運行している。