折り紙で作った菊を使った"菊人形"が9月25日、福井県越前町厨の道の駅「越前」にお目見えした。200輪を超える折り紙の菊を集めた大作で、1カ月以上かけて手作りした同駅の職員は「秋の訪れを感じてもらえれば」と話している。
同駅の温泉入り口に設置した。このスペースでは利用客へのおもてなしとして、季節ごとにこいのぼりや花火などの飾り付けをしている。今回は職員が、秋を代表する花である菊の装飾を提案した。
8月から女性職員と夏休み期間中にアルバイトをしていた女子高生の計10人が制作してきた。折り紙1枚で花びら1枚を作り、その花びらを5~10枚組み合わせて1輪の菊に仕上げている。
できた折り紙の菊を、同町ゆかりの戦国武将織田信長のパネルに貼り付けて菊人形を完成させた。雰囲気を出すため、職員が刀や橋も段ボールなどから作った。
中心となって制作した職員は「折り紙は簡単だが非常に手間がかかった。職員が協力して作ったので楽しんで見てもらいたい」と話していた。11月ごろまで展示する。