軽装で山に駆け登る「スカイランニング」の大会が4日まで2日間、上田市と東御市にまたがる烏帽子(えぼし)岳(2066メートル)で開かれた。初日は上田市の市民の森公園をスタートし烏帽子岳山頂がゴールの「バーティカル」、4日は東御市祢津地区を発着点に住民らが整備した登山道をたどる「スカイレース」を実施=写真。2日間で計約160人が出場し、上田小県地域を代表する2千メートル峰を登った。
3日は愛好者らでつくる実行委員会、4日は祢津地区の住民でつくる「ネッツ」と実行委が企画した。4日朝は発着点の祢津公民館に鮮やかな色のウエアと靴が目を引く県内外からの30人が集結し、ほら貝の合図でスタート。ブドウ畑や長い急登を経て山頂を折り返す22キロ、標高差1400メートルのコースに挑んだ。
コースは住民が登山のため使っていたがいつしか廃れ、祢津の若手やスカイランニング愛好者らが今春から整備。ネッツ会長の百瀬善之さん(44)は「レースなどを通じ子どもにも地区の良さを伝えていきたい」と話していた。