飯田市内の飲食店や菓子店が、飯田下伊那地方特産の干し柿「市田柿」を使った料理やスイーツを販売している。市が2015年から、12月1日を「市田柿の日」として進めるキャンペーンの一環。さまざまな食材との組み合わせで、より深く市田柿の魅力を知ってもらう狙いで、今年は過去最多の10店が参加した。
上郷別府のフレンチレストラン「GroundCuisine(グランドキュイジーヌ)川楽屋(かわらや)」は、厚切りの市田柿と生クリームを載せたタルト(税抜き450円)を販売。もっちりした柿と、さくさくした生地の食感を一緒に楽しめる。パティシエの鈴木雪乃さん(21)は「『こんなに?』と思うほどたくさん市田柿を使っています」。市田柿を詰めたマカロン(同160円)も販売している。
柿をカレーやてんぷらに活用している店も。販売期間は店ごとに異なる。参加店など詳細は飯田市のホームページで確認できる。