リゾート施設運営のアサマリゾート(小諸市)は20日、小諸市の高峰高原(標高2千メートル)に「高峰マウンテンホテル」をオープンする。老朽化した高峰マウンテンロッジを改築し名称を変更。同社が運営する隣接のアサマ2000パークスキー場と一体で誘客を強化しつつ、アウトドアなど夏季の体験活動も充実させ、同高原の通年リゾート化を目指す。
同ホテルは鉄筋コンクリート3階建てで、延べ6800平方メートル余。客室は32室、最大収容人数は114人。ラウンジやバーを設け、モダンな雰囲気に刷新した。総工費は約17億円。宿泊費は2食付き2人の滞在で1人当たり1万3400円など。
同社は来年以降、同スキー場のリフトを標高2100メートルまで延長し、新たに夏季も運行する考え。頂上付近へのテラス設置も計画し、夏季の誘客を本格化する。首都圏の家族らをターゲットにする他、自然豊かな高地としての違いを打ち出して軽井沢を訪れる観光客らも引き付けたいとしている。