大詰めを迎えているだるま作り

大詰めを迎えているだるま作り

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「松本だるま」新年へ準備着々 安曇野・玄蕃稲荷神社

信濃毎日新聞(2019年12月24日)

 安曇野市豊科南穂高の玄蕃(げんば)稲荷神社で、初詣やあめ市などで売り出す「松本だるま」作りが大詰めを迎えている。シュロでできた眉毛や頬を膠(にかわ)で貼り付け、手で毛並みを整えて仕上げる。年末まで作業を続け、3千から4千個ほど作る。

 宮司の宮沢佳広さん(61)の姉、山田より子さん(70)が、専用の塗料で顔の輪郭や口などを一筆で丁寧に書き込み、一つずつ作り上げる。「同じだるまを作っているつもりでも筆の加減で個性が出る。だるまの顔つきで選んで買って行く人もいる」と山田さん。

 宮沢さんによると、だるまの太い眉毛には商売がうまくいくようにとの願いが込められている。16種類あり、最大で高さ1メートルほど、最小は高さ約20センチ。人気は高さ30センチほどの大きさで、価格は3千円前後という。

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