馬に乗った伊達政宗などの人形を仕上げる保存会の会員たち

馬に乗った伊達政宗などの人形を仕上げる保存会の会員たち

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政宗力強く、山車飾り作り 箕輪南宮神社、11・12日初祭り

信濃毎日新聞(2020年1月9日)

 箕輪町木下の住民でつくる「木下山車飾(かざり)保存会」が、11、12日に箕輪南宮神社で開く恒例の初祭りに向けて山車飾り作りを進めている。町無形民俗文化財に指定されている山車飾りは、歴史上の出来事や昔話に登場する場面を舞台上に再現する。人形や飾りの制作を昨年11月に始め、いよいよ大詰め。初祭りでは計六つの舞台を披露する計画で、会員たちは8日も制作に励んだ。

 神社の境内には、明智光秀が本能寺へ向かう謀反の場面や伊達政宗が争った「人取橋(ひととりばし)の戦い」などの舞台がそれぞれあり、完成は間近。武将らはわらなどで作った人形で、顔や手は発泡スチロールを加工。段ボールなどで作ったよろいを着せた。地元の小学生7人でつくる「スマイル山車くらぶ」は、織り姫と牛飼い、子どもたちが登場する七夕の舞台を制作中だ。

 舞台には説明の文章を掲示し、録音した説明音声も流す。会員の岡修司さん(76)は「令和となって最初のお祭りにふさわしい最高の出来栄え」と話している。

 山車飾りは明治期に始まったとされ、戦後に衰退。1979(昭和54)年に保存会が発足し、88年に町無形民俗文化財に指定された。11日は宵祭りで、午後4時ごろから音声を流し、夜間は舞台をライトアップする。12日は本祭りで日中に公開する。保存会会長の後藤忍さん(75)は「みんなの力作を見に来てほしい」と呼び掛けている。

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