季節感あふれる作品が並ぶ常設展示室

季節感あふれる作品が並ぶ常設展示室

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志功・光瑤の展示替え 福光美術館、雪や天神様モチーフ

北日本新聞(2020年1月12日)

 南砺市福光美術館(片岸昭二館長)は、福光地域ゆかりの板画(はんが)家、棟方志功と、同地域出身の日本画家、石崎光瑤の常設展示作品を一部入れ替えた。光瑤が手掛けた雪の降り積もった作品や、天神様をモチーフにした志功の作品など、季節感ある展示に仕上げた。

 光瑤の作品は冬から早春を感じさせる約10点を新たに配した。二曲一双びょうぶの「雪」は絵の具を厚く塗り重ね、水分をたっぷりと含んだ重みのある雪を表現。六曲一双びょうぶの「松に孔雀」は円山応挙がふすまに墨彩した作品を模写しつつ、岩絵の具で鮮やかに着色している。

 棟方の常設展は約20作品を入れ替えた。福光駅から小矢部川を渡り、棟方がかつて暮らした法林寺地区の道のりを墨で描いた「福光法林寺徑道(けいどう)絵巻々図」を2015年の増築以降初めて展示。六曲一双のびょうぶに松とカシワを描いた大作「松柏(しょうはく)図」や、裏彩式の入れ方で異なる表現を見せる二つの「狐狼(ころう)の柵」も展示している。3月中旬まで。

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