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にいがた酒の陣 中止

新潟日報(2020年2月21日)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、毎年14万人超の来場者がある国内最大級の日本酒飲み比べイベント「にいがた酒の陣2020」の実行委員会は20日、今年の開催中止を決めた。新潟市中央区の朱鷺(とき)メッセで3月14、15日に予定していたが、海外を含む広域から来場者があり、会場内で濃厚接触を避けられない状況が予想されることなどから判断した。「来年以降の開催を見据えた苦渋の決断」と理解を求めた。

 既に販売した前売り入場券は2千~3千枚で、今後払い戻し方法をホームページ上に掲載する。酒の陣の中止は、東日本大震災が発生した2011年以来、2度目。併せて行う予定だった13日の商談会、15日の新潟清酒達人検定も中止する。

 毎年開催される酒の陣は来場者のうち、半数近くを県外客や外国人旅行者が占める。感染拡大を受けて県酒造組合に問い合わせが相次ぎ、一部の酒蔵で参加を見合わせる動きもあったという。

 実行委は20日の臨時会議で中止を決定。その後記者会見で齋藤俊太郎実行委員長=麒麟山酒造社長=は「延期も含め何とか開催できないかと考えたが、先が見えず開催場所の問題もあった」と経緯を説明した。

 今年は従来課題だった混雑緩和や来場者の飲み過ぎ対策として、会場の追加や試飲回数券付き入場券の導入など運営方法を見直し、事前告知にも力を入れていた。中止による販売などへの影響について、組合の大平俊治会長は「もちろんあるが、開催を強行する影響の方が大きいと考えた。業界を挙げて厳しい状況を切り抜け、来年はよりよい『酒の陣』を開けるようにしたい」と話した。

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