大町市が保存を目指すトロリーバス

大町市が保存を目指すトロリーバス

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まだ残存!立山黒部のトロバス 大町市が保存へ資金募る

信濃毎日新聞(2020年3月10日)

 大町市は10日から、2018年に運行を終えた立山黒部アルペンルートのトロリーバス保存のため、クラウドファンディングで資金を募る。解体されたと思っていた車両が富山県内で残存していることが分かり、歴史遺産や観光資源に生かす考え。

 市によると、この車両は関西電力黒四管理事務所(大町市)が1993年から使用した300型。「トロバス」の愛称で親しまれ、扇沢駅(大町市)―黒部ダム駅(富山県立山町)間6・1キロで、18年11月末まで運行した。

 市は運行終了前から保存を検討していたが、設置場所が決まらないなどで断念。既に解体されたものと諦めていたが、昨年6月、富山県高岡市のファンからまだ残っていると聞き、再び動き出した。

 市観光課の宮坂充明さんは、クラウドファンディングを通じて保存の価値があると評価されるかどうか判断したいと説明。目標額は180万円とし、到達できなかった場合は断念するという。「ぜひ、多くの人の協力をお願いしたい」と呼び掛けている。

 問い合わせは同課(電話0261・23・4081)へ。

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