入浴剤と天茶が入った袋を手にする篠沢さん

入浴剤と天茶が入った袋を手にする篠沢さん

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自宅でホテル気分を 佐久ホテルが名物セット販売

信濃毎日新聞(2020年6月1日)

 佐久ホテル(佐久市岩村田)は、新型コロナウイルスの影響で来客が激減する中、同ホテルを訪れた気分を自宅でも味わってもらいたいと「いろはセット」を売り出している。名物の料理が詰まった弁当、ホテルの温泉成分を再現した入浴剤などのセット。事態が収まった後も顧客がホテルを訪れてくれるよう願いを込めた。

 同ホテルは室町時代から続くといわれる老舗。宿泊に加え、宴会を中心に営業していたが、新型コロナにより4月の宴会はゼロに。緊急事態宣言が解除された後も、客足は戻っていないという。そうした中、「何かできることはないか」とアイデアを出し合い、セットの販売を始めた。

 料理は、旬の野菜を使った天ぷらや刺し身など6皿が入った「白木六枡(しらきろくます)弁当」とコイのうま煮。成分の酸化で日によって色が変わるホテルの温泉を再現した青、黒、茶の3色の入浴剤も付けた。さらに、発酵した茶葉が甘みを出す「天茶(あまちゃ)」は80杯分(10グラム)を入れた。笑顔になってほしいとの願いも込め、従業員の手による折り鶴も入っている。

 若おかみの篠沢(ささざわ)真理子さん(55)は、セットの案内とともに顧客ら約500人に手紙を送った。折り返しで「頑張れ」「また行くよ」と励ましの電話や手紙をもらい、「弱気になっていた中でとても励まされた」と話す。セットについて「すぐ売り上げにつながるわけではないが、皆さまを元気にできたらいい」と期待している。

 セットは4千円。問い合わせは佐久ホテル(電話0267・67・3003)へ。

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