軽井沢町で外国人観光客の英語ガイドなどを手掛ける「軽井沢ガイドサービス」は8月末まで、日本人向けに英語による観光ガイドを受け付けている。新型コロナウイルスの影響で海外客が激減したことを受けて企画。海外留学が中止になった人、観光を兼ねて英会話を学びたい人などの利用を想定している。
ガイドサービスでは、海外渡航制限のあおりで春に予定した海外客約150人のガイドが全てキャンセルに。日本人向け英語指導などは続けているものの、ガイドは再開のめどが立っていない。
状況を打開するため、日本人向けのガイドを企画。旧軽井沢など町内の観光地を約3時間かけて巡り英語で案内する内容で、「外国人を案内する時の本物の英語」を学べるという。当日のガイドを務める佐藤美波さん(49)は「英会話とともに軽井沢の景観を楽しんでほしい」。恒川明子さん(61)は「久しぶりにガイドが再開できてうれしい」と話している。
20人以下のグループごとに受け付ける。利用客1人当たりの料金は2千〜6400円。1人からの参加も可能。8月9日には、国内の人は誰でも2千円で参加できる「フレンドシップデー」を設ける。公式ホームページや電話(電話090・6958・3616)で申し込む。県内の宿泊、観光施設で使える県民限定の割引クーポンも対象になる。