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色彩鮮やか「森蘭斎」展 新潟・にいがた文化の記憶館

新潟日報(2020年8月31日)

 新潟県妙高市出身で、江戸中期に活躍した絵師森蘭斎(1740~1801年)の企画展示「江戸のリアリズム 森蘭斎」が、新潟市中央区のにいがた文化の記憶館(新潟日報メディアシップ5階)で開催されている=写真=。

 森蘭斎は、中国・清時代の宮廷画家・沈南蘋(しんなんぴん)による、写実的で鮮やかな彩色の花鳥画を特徴とした「南蘋派」を受け継ぐ絵師。南蘋派の技法や小伝を記した「蘭斎画譜」を出版するなど、南蘋派を広く伝えることに貢献した。企画展ではこの「蘭斎画譜」とともに、妙高市指定文化財となっている屛風(びょうぶ)や、地元有志の「森蘭斎顕彰会」によって発掘された作品などが展示されている。

 同館は「個人所有の物も多く、普段触れる機会のない作品群」と紹介。11月14日~12月27日には、新潟市中央区の市歴史博物館(みなとぴあ)で、蘭斎の師匠で狩野派絵師の五十嵐浚明の作品も展示する予定で、「比較するのも楽しいので、ぜひ見に来てほしい」としている。

 11月23日まで。9月23日と月曜は休館(祝日の場合は開館)。一般500円、学生(高校生以上)300円、中学生以下無料。問い合わせは同館、025(250)7171。

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