竹の棒を組み、仕掛け花火の設置場所を決める押森宮司(左から2番目)ら

竹の棒を組み、仕掛け花火の設置場所を決める押森宮司(左から2番目)ら

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「真田の仕掛け」を再び 上田の有志、CF資金で12日

信濃毎日新聞(2020年9月4日)

 上田市真田町長(おさ)の住民有志が、明治時代に途絶えたとされる仕掛け花火「真田の仕掛け」を復活させようと活動している。山家(やまが)神社とその周辺を会場に12日夜、戦国大名真田氏の家紋「六文銭」が浮かび上がる「文字仕掛け」や打ち上げ花火を計画。インターネット上で資金を募ったところ、現在までに目標額の3倍近く集まっている。

 同神社の押森慎(まこと)宮司(36)によると、先代宮司が残した記録に「5年に一度、仕掛け花火を行っており、『五加の灯籠か真田の仕掛け』が見物とされていた」という趣旨の記述がある。地域をにぎやかにするため、「密」にならずに楽しめる活動ができないか―と、友人の同市消防団長(おさ)分団長の東方(とうぼう)誠さん(40)に相談された押森宮司が、この記述を紹介した。

 東方さんら6人と押森宮司でグループ「ALL真田魂(オールさなだましい)」を結成。15日までに30万円の目標でクラウドファンディングを実施したところ、現時点で約85万円集まっている。花火の数を増やすほか、今後の活動に充てる計画だ。押森宮司は「みんなで作り上げる花火として、今後も続けていきたい」と願っている。

 花火は武舎煙火工業(上田市)に依頼した。上原文明社長(51)はここ15年ほど上田で仕掛け花火を手掛けていないとし、「地域に根差した花火に携わり、上を向ける取り組みにしたい」と意気込む。

 仕掛け花火は午後8時から。周辺での打ち上げ花火は同8時半から。「密」を避けるため、仕掛け花火は動画配信での観賞を呼び掛けている。問い合わせは同神社(電話0268・72・5700)へ。

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