江戸時代から300年以上続くとされる小諸市重要無形民俗文化財の「小諸八幡宮八朔(はっさく)相撲」の神事が6日、同市八幡町の八幡宮であった。地元児童による相撲が見どころの一つだが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため行わなかった。
神事には八幡宮総代ら約20人が出席。地元の小諸浅間ロータリークラブと大栄製作所がそれぞれ寄贈した新しい化粧まわしが、土俵で披露された。総代長の関口昌利さん(62)=小諸市荒町=は「東京方面からも見に来る人がいる伝統行事。来年は取組ができたらいい」と話していた。
八朔相撲は、江戸時代の1691(元禄4)年に当時の小諸藩主が祭礼行事として始めたとされる。