えちごトキめき鉄道(新潟県上越市)は、神社仏閣を巡る際の朱印帳のように、全国鉄道会社の「印」を集めて楽しむ「鉄印帳」の販売を始めた。トキ鉄を含めた第三セクター鉄道40社の共同企画。直江津と糸魚川の両駅で販売している。
トキ鉄など全国の三セク鉄道でつくる「第三セクター鉄道等協議会」が、地域鉄道の活性化に向けて企画した。
鉄印帳は全社共通で、蛇腹折りの白紙に、各社オリジナルの「鉄印」をコレクションできる。大きさは縦16センチ、横11センチ。
直江津、糸魚川の両駅では午前7時~午後8時、それぞれ異なるデザインの「鉄印」を販売する。
直江津は金色、糸魚川は銀色で、上越地域の風物詩でもある桜の花びらなどを描き、マスコットキャラクター「トキテツくん」のイラストもあしらっている。
さらに、各駅先着250枚限定で、神社をイメージした鳥居を金色や銀色で描いた特別版も販売している。
トキ鉄は「ウイルスの影響で、遠方に行きたくても行けない状況が続いている。しばらくは近場で鉄印巡りをしてもらいたい」と呼び掛けている。
県内ではトキ鉄のほか、北越急行ほくほく線の十日町駅でも販売している。鉄印は職員が梵字(ぼんじ)で「ほくほく」と手書きし、同線を走るHK100形電車の朱印を押す。
鉄印帳はトキ鉄と北越急行ともに1冊2200円、鉄印は1回300円。トキ鉄の特別版は500円。鉄印帳は随時入荷するが、品切れの場合もある。