宮田村新田の「アサギマダラの里」に、長距離を渡るチョウ「アサギマダラ」が今年も飛来している。村によると、ピークは20日前後になるという。11日も一帯に植えられたフジバカマの花の蜜を求め、10匹ほどが優雅に舞っていた。
村によると、今年は例年より1週間ほど早い4日に飛来を確認。まだ数は少ないが、気温が下がり始める来週末がピークになるという。
村は2014年から里を整備。一帯の約4700平方メートルにアサギマダラが好んで蜜を吸うフジバカマが4千株ほど植えてある。ピーク時には数百匹が飛び交うという。村産業振興推進室の平沢正典さん(67)は「青空の下で、アサギマダラの飛ぶ姿を見て心を癒やしてほしい」と話している。