新潟県産洋ナシ「ル・レクチエ」を使ったスムージーが、12日から上越新幹線の車内で期間限定で販売される。ル・レクチエの濃厚な香りにライムが効いた味わいは「青春」がキーワード。果樹栽培が盛んな新潟市南区の白根高校の生徒がレシピ作りに協力した。生徒たちは「南区のPRにつながればうれしい」と期待している。
ル・レクチエのスムージーは、JR東日本新潟支社が「ニイガタスムージー」として企画。今年9月から、県産の旬の果物や野菜を使用し、車内で販売されている商品の第4弾となる。素材の仕入れ先のJAから、南区産果物のPRなどに取り組む白根高生徒の活動を紹介され、連携することになった。
南区内のナシ農家で農業体験を行った生徒3人のアイデアを基に、フードコーディネーターがレシピ2種を考案。11月27日の試飲会では、爽やかなライムを効かせたものと、食べ応えのあるオートミールやレーズンを使ったものが用意された。生徒や同社関係者ら11人が飲み比べ、新幹線では、生徒が選んだライムを効かせたスムージーを提供することに決まった。
2年生の女子生徒(16)は「決まったスムージーは、甘さがすっきりしておいしかった」と話した。
税込み550円。新潟発午前10時17分のMaxとき316号と、東京発午後0時40分のMaxとき321号の1日1往復、数量限定で販売する。12月12日は、車内で県内の大学生がPRし、ル・レクチエの販売も行う。