ライトアップして渓谷に浮かび上がった小渋ダム=24日午後5時5分、中川村

ライトアップして渓谷に浮かび上がった小渋ダム=24日午後5時5分、中川村

長野県 伊那路 祭り・催し

夜の谷、光のアーチ 伊那谷2ダム

信濃毎日新聞(2020年12月25日)

 美和ダム(伊那市)と小渋ダム(上伊那郡中川村・下伊那郡松川町境)で24日、夜間ライトアップが始まった。両ダムを管理する国土交通省天竜川ダム統合管理事務所(中川村)が美和ダム60周年、小渋ダム50周年を記念し昨冬に初めて企画。好評だったため今冬も行うことにした。

 小渋ダムでは午後5時ごろ点灯されると、オレンジや白の明かりに照らされた放流ゲートや長さ約300メートルの堤頂が渓谷に浮かび上がった。同事務所によると、小渋ダムは堤頂の幅が約4メートルと狭いアーチ式ダムで、愛好家の間では「美しいダム」として人気が高い。同事務所の岡本明管理課長(49)は「昼間と違う雰囲気が楽しめる。足を運んでもらい、ダムや治水に興味を持ってもらえればうれしい」としている。

 ライトアップは両ダムとも来年1月3日までの午後5時~翌朝と、2月1日までの金、土、日曜および1月11日の午後5時~午前0時に行う予定。

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