ワカサギが釣れ、笑顔を見せる釣り客(左)

ワカサギが釣れ、笑顔を見せる釣り客(左)

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ワカサギ「来た!」冬の小海 釣り解禁、遊漁券1万人分無料

信濃毎日新聞(2020年12月28日)

 小海町の松原湖を構成する長(ちょう)湖で氷上のワカサギ釣りが全面解禁され、27日も釣り客でにぎわった。昨シーズンは暖冬で全面解禁できなかったが、この冬は寒波で結氷が早く進み、26日に解禁。新型コロナウイルスで影響を受けた観光を盛り上げるため、町は1万人分の遊漁券を無料にして誘客を図っており、関係者は入り込みに期待した。

 釣り客は暖房器具で暖を取って氷上の穴に釣り糸を垂らした。さおを小さく上下させて魚を誘い、釣れると「来た」と笑顔。佐久穂町上の会社員青木岳志さん(36)は午前6時半から仲間と楽しみ「釣った魚をつまみにお酒を飲みたい」と満足げだった。

 町観光協会によると、松原湖を構成する猪名(いな)湖と長湖のワカサギ釣りでは例年4千~6千人分の遊漁券が売れる。だが、昨冬は猪名湖の全面解禁も遅れ、約2千人分にとどまった。町観光協会長の鷹野圭太さんは「この冬は昨シーズンの分を取り戻せるぐらいたくさんの人が来てくれるといい」と期待した。

 猪名湖の全面解禁は来年1月上旬を目指している。

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