上田市国分の信濃国分寺で7日、毎年恒例の八日堂縁日が始まった。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、期間を2日間から5日間に延長。分散しての参拝を呼び掛けている。頒布するお守り「蘇民将来符(そみんしょうらいふ)」を昨年より千体ほど多い約1万3千体作り、希望者には郵送もする。
蘇民将来符は、近隣住民らの組織「蘇民講」がドロヤナギを素材に手作り。制作から頒布までが国の選択無形民俗文化財に指定されている。
この日は1体千~8千円で大小6種類を販売。草津温泉(群馬県)で働く台湾出身の施静珂(しせいか)さん(28)は「自分と家族の健康や、日本で新型コロナが落ち着くように願って購入した」と話した。
郵送のセットは、蘇民将来符やお札など4点が入り2500円(送料含む)。はがきに氏名、住所、電話番号、希望セット数を書き、縁日の最終日に当たる11日までに申し込む。宛先は信濃国分寺(〒386―0016 上田市国分1049)へ。