道の駅の完成イメージ図。後方の橋が中部横断道。右上から左下に斜めに通る道が国道299号

道の駅の完成イメージ図。後方の橋が中部横断道。右上から左下に斜めに通る道が国道299号

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佐久穂の道の駅、基本計画案 24年度開業予定

信濃毎日新聞(2021年1月16日)

 佐久穂町は15日までに、中部横断道八千穂高原インターチェンジ(佐久穂町)東側の国道299号沿いに建設を目指す「道の駅」の基本計画案をまとめた。同国道を管理する県と町が協力して整備する「一体型」を想定し、2024年度の開業を予定。台風19号災害を受け、ヘリポートがある防災公園を設けるなど防災機能を重視した。2月中旬から町ホームページなどで意見公募し、国や県と調整をした上で基本計画を作成する。

 計画案だと、全体面積は1・8ヘクタールで概算の事業費が約1億8800万円。道の駅として必要な駐車場やトイレ、観光情報の発信などをする「情報提供施設」は指定管理者による運営を検討している。2千平方メートルは「事業用地」とし、民間企業へ貸し出す。

 遊具がある公園部分約1ヘクタールは災害時に避難場所などとして使うほか、脇を流れる大石川には、遊ぶことができる親水エリアも整備する。

 道の駅は町が18年度に建設方針を示した。22年度の完成を目指し、都内のコンサルタント会社に計画案の作成を委託。台風19号や新型コロナウイルスなどの影響で作業が遅れ、計画案の完成時期がずれ込んでいた。町総合政策課は「『南佐久の玄関口』として、地域に愛される拠点になってほしい」としている。

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