佐久地域の酒蔵や飲食店などでつくる「ＳＡＫＵ酒蔵アグリツーリズム推進協議会」は２４日と２月２日、オンラインイベント「サケソニック」を開く。新型コロナウイルス収束後も見据えて佐久地域の「酒どころ」としての知名度向上を図る。２４日は、成人式が延期になるなどした新成人のため「オンライン成人式」を開催。酒を飲める年齢になった若者を祝福し、日本酒の魅力を伝える。

　２４日は午後７時からビデオ会議システム「Ｚｏｏｍ（ズーム）」で開催。「成人式」では大沢酒造（佐久市）の大沢真社長が祝辞を述べ、日本酒のたしなみ方を語る。佐久地域の五つの酒造業者が自社の日本酒やそれぞれに合うつまみを紹介。新成人には抽選で佐久地域の日本酒２千～３千円相当が、後日贈られる。

　２月２日のイベントは午後７時からフェイスブック上で配信。ヤッホーブルーイング（軽井沢町）の井手直行社長らが佐久地域での酒蔵ツーリズムの可能性を語るパネルディスカッションや日本酒造りを体験できる佐久市の酒蔵ホテル「ＫＵＲＡＢＩＴＯ　ＳＴＡＹ」の紹介がある。

　協議会理事の田沢麻里香さんは「佐久地域の日本酒や酒蔵のファンになってもらえるようなイベントにしたい」と話している。

　２４日は申し込み制で、定員（５０人）を超えた場合は抽選。２月２日は参加自由。いずれも無料。申し込みはイベントホームページ（ｈｔｔｐｓ：／／ｓａｋｕ―ｓａｋｅｓｏｎｉｋ．ｓｍｏｕｔ．ｊｐ）から。