新潟県燕市(旧吉田町)出身の日本画家横山操の初期から晩年までの作品が並ぶ「生誕100年記念 日本画家・横山操展-その画業と知られざる顔-」が、新潟市秋葉区の新津美術館で開かれている。新津美術館主催、新潟日報社共催。22日には内覧会が開かれ、関係者は近年新たに発見された初期の作品などから作風の変化を感じていた。
横山は1920年に生まれ、14歳で画家を志して上京した。53歳で亡くなるまで精力的に活動し、新潟の風景画も多く残している。
会場には86点が並ぶ。横5メートル超の大作「グランドキャニオン」は横山らしい大胆な画風が楽しめるほか、小さな作品や現存数が少ない人物画は繊細なタッチで大作との比較もできる。
加茂市の主婦(66)は「小さな作品からは地元や人への優しいまなざしも垣間見られた」と話した。
3月21日まで。2月16日からは作品の一部が入れ替わる。月曜休館(2月22日と3月15日は開館)。大人千円、大学・高校生500円、中学生以下無料。問い合わせは同館、0250(25)1300。