新潟市内で本物の牛に触れることができる数少ない施設である南区のアグリパークが、丑年限定の宿泊プランを打ち出した。飼育する2頭の乳牛の搾乳体験などができるもので、同施設は「縁起の良いプランとして、ぜひ利用してほしい」と呼び掛けている。
アグリパークには、誰でも利用できる宿泊施設が併設されている。これまで宿泊と農業体験を組み合わせたセットプランが無かったが、本年が丑年であることにちなみ、初めて企画した。
利用者はチェックインの際に、餌やりと搾乳の方法や牛の豆知識などを記した説明書が渡され、アグリパークで採れた牛乳1瓶がもらえる。宿泊日の翌朝、インストラクターの指導のもと、畜舎で牛に干し草をあげたり、手で乳絞りをしたりする。
インストラクターの伊藤晃雅さん(24)は「牛を近くで見て、大きさや体温を実感してもらえたらうれしい。癒やしにもなりますよ」と勧める。
プランは土日祝日の前日宿泊限定で、2人以上で受け付ける。料金は高校生以上が1泊5千円から。宿泊日の7日前までの予約が必要。問い合わせはアグリパーク、025(378)3109。