須坂市観光協会が導入した電動アシスト付きスポーツ自転車

須坂市観光協会が導入した電動アシスト付きスポーツ自転車

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須坂と高山「eバイク」で楽々観光を 両観光協が貸し出し計画

信濃毎日新聞(2021年1月28日)

 須坂市と高山村の両観光協会が、電動アシスト付きスポーツ自転車「e(イー)バイク」を観光客らに貸し出し、地元の観光名所を巡ってもらう構想を温めている。3台ずつそろえる予定で、レンタル予約ができる専用サイトや、数種類のモデルコースを準備する。新型コロナウイルスの流行が続く中、「密」を避けながら楽しんでもらう。

 サイトやモデルコースは、新型コロナ対策の県の補助金を活用して準備。各コースとも往復10キロ程度とし、高山では雷滝(かみなりだき)や山田牧場を巡るコース、須坂では臥竜公園の桜やリンゴ狩りを楽しむコースなどを提案する。市協会はオレンジ、青、白色のイーバイク計3台を既に購入。村協会も2月中に3台購入する予定で、市協会は3月、村協会は4月からの貸し出しを目指す。

 両市村には観光スポットが点在し、生活路線のバスなども観光客の利用には不向きのため、市協会は「観光客の足の確保は長年の課題」とする。普通の自転車も貸し出しているが、地域には高低差があるため2019年度の利用者数は180人程度にとどまっており、イーバイクの導入を決めた。

 使用料は未定だが、1回の利用で千~2千円ほどに設定し、台数は今後増やしたいという。市協会の町井昭彦事務局長は「自転車をこぎながら見える風景を味わってほしい」と呼び掛けている。

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