商店街の店舗などにひな人形やひな飾りが並び、街歩きを楽しめるイベントが2月1日から、新潟市秋葉区小須戸地区で開かれている。5年目のことしは、メイン会場が一つ増えて4会場になったほか、集めると買い物券として利用できるスタンプラリーに商店にも参加してもらい、巡りやすくした。
冬場でも地域を盛り上げようと、小須戸コミュニティ協議会と秋葉区自治協議会が、2017年から「在郷町小須戸 ひな・町屋めぐり」として主催。現在では、約30の商店や銀行が参加し、恒例行事として定着している。
ことしは従来のメイン会場に加え、空き家になっていた町屋で昨年、好評だった地元出身の田辺つゐさん=新潟市中央区=が手作りしたひな飾りを展示。また、昨年はメイン会場を回るとお菓子がもらえるスタンプラリーをしていたが、商店で店主との会話を楽しんでもらおうと、メイン会場のほか14店舗にスタンプを設置した。5カ所でスタンプを集めると、参加店で使える50円分の買い物券になる。
期間中の毎週土曜日午後1時~4時には、商店街の3店の酒屋でおちょこ(300円)を購入すると、計6銘柄を試飲できる「酒トライアングル」もある。新型コロナウイルス対策で入店を一時制限する可能性がある。
酒屋「かまくらや」の店主藤田啓典さん(55)は「ひなめぐりが店に入るきっかけになり、こういう店があるんだと知ってもらいたい」と話している。
3月7日まで。問い合わせは小須戸まちづくりセンター、0250(25)7069。