川上村川端下(かわはけ)の岩根山荘が敷地に造った人工氷壁で、宿泊客がアイスクライミングを楽しんでいる=写真。2010年から一般参加も含めて続けてきたが、今冬は新型コロナウイルス対策で「密」にならないよう宿泊客に限定。クライマーたちは「気軽にアイスクライミングができる」「思う存分登れる」と満喫していた。
足場を組み、水を少しずつ流して造った氷壁は高さ約12メートル、氷は厚い所で約2メートル。多い時には1度に60人以上が利用したこともあるという。7日は5人ほどがゆったり楽しんだ。
埼玉県本庄市から夫婦で訪れた会社員の岡部一由さん(42)は「最高。屋外なので『3密』にもならない」。山荘を経営する上田弘さん(60)は「感染対策はしっかり行い、泊まったら最高の環境でアイスクライミングができることを伝えたい」と話した。