張った氷に円形の模様が幾つも浮かび上がる立岩湖

張った氷に円形の模様が幾つも浮かび上がる立岩湖

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湖面に円形の模様 立岩湖

信濃毎日新聞(2021年2月23日)

 結氷した南相木村の立岩湖の湖面に、円形状の不思議な模様が浮かび上がっている。村によると、湖底に沈んだ流木が腐敗する際に発生したガスが氷に閉じ込められてできる「アイスバブル」が湖で発生しているため。今年は雪が湖面にほとんど積もっておらず、例年にも増してよく見ることができるという。

 立岩湖は標高1千メートル余にある人造湖。現在厚さ20センチほどの氷が張っている。

 村移住定住推進室によると、アイスバブルでできた模様は、直径数メートルあるものも。200~300個が、約4ヘクタールの湖に広がっている。2019年の台風19号で南相木川から流木が大量に立岩湖へ流れ込んだ影響で、アイスバブルの発生は活発になっているという。

 湖畔の宿泊施設「立岩荘」を家族経営している菊原文栄(ふみえ)さん(43)は「水玉模様みたいで自然の芸術。幻想的ですね」と話し、写真を撮っていた。

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