北安曇郡松川村の安曇野ちひろ公園で27日、1200個のろうそくを飾る催し「キャンドルドリーム」(村主催)が開かれた。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となり、今年は感染収束の願いを込めて開催。家族連れなどが訪れ、ろうそくの光と月明かりが織りなす幻想的な風景を楽しんだ。
園内の芝生や通路脇に、筒に入れたろうそくを並べた。村内の園児が言葉や絵をかいた紙を巻いたものも。ろうそくを架台に載せたタワー、竹製の灯籠も用意した。松本市のグループによるハンドベルの演奏もあった。
小学生の長男と次男を連れた同村細野の会社員加藤一郎さん(45)恵美さん(47)夫婦は「よく遊びに来るが、雰囲気が違っていい」。この1年は休日を自宅で過ごすことが多く、県外に住む親たちに会えていない。「早く自由に行き来できるようになってほしい」と願った。
催しは、公園隣の安曇野ちひろ美術館が冬季休館を終えて再開する「前夜祭」の位置付けで3回目。今年は2日後の3月1日に再開する。