マリンピア日本海で展示が始まったウミガラス=新潟市中央区

マリンピア日本海で展示が始まったウミガラス=新潟市中央区

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レア生物!ウミガラス仲間入り 新潟市・マリンピア日本海

新潟日報(2021年4月19日)

 新潟市中央区の市水族館マリンピア日本海に、絶滅危惧種の海鳥ウミガラスが仲間入りした。ペンギンと似ているが、体重約1キロと小柄で空も飛び、水中も泳ぎ回る。日本海側の水族館では初展示となり、飼育員は「貴重な姿をぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。

 ウミガラスは太平洋北部や大西洋北部、北極海に生息する。マリンピアに来たのは3歳から13歳の5羽。3月31日に東京都の葛西臨海水族園から搬入された。

 世界では約1800万羽が生息しているが、日本で繁殖が確認されているのは北海道の天売島のみで、環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧1A類に分類されている。

 水槽前では多くの来館者が、ウミガラスの様子を写真や動画に収めていた。新潟市中央区の無職男性(69)は「陸ではかわいらしいのに泳ぐ姿はかっこいい」と見入っていた。マリンピアの山田篤さん(51)は「まずは新しい環境に慣れてもらい、できれば繁殖を成功させたい」と話した。

詳細情報

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新潟市水族館 マリンピア日本海 https://www.marinepia.or.jp/
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