「鉄道のまち・新津」の新たなスポットとして、蒸気機関車(SL)D51の動輪が、新潟市秋葉区のJR新津駅東口広場に新たに設置された。親子連れらが、大きくて重厚感のある動輪を間近で見て楽しんでいる。
東口に登場した動輪は、直径1・4メートル、重さ2・5トン。新潟市北区の旧太田小に設置されていたものを、新津観光協会が譲り受けた。同協会では「間近で動輪の大きさを感じてもらい、SLに興味を持ってほしい」と期待を込める。
昨年中止となった「新津鉄道まつり」の代替事業として、同協会と秋葉区産業振興課が設置を計画。旧太田小が新潟市文書館に活用されることを受け、「鉄道のまち」への動輪移設を実現させた。
SLの動輪は、新津駅西口と、新津本町2の県信用組合新津支店前にも設置されており、駅周辺で見られる動輪は三つになった。
4月上旬に行われた除幕式で、新津観光協会の前田正実会長は「駅を降りてすぐ『鉄道のまち』を感じられるシンボルができ、うれしい」と話した。