チラシを手にする児島さん(左)と西浦さん

チラシを手にする児島さん(左)と西浦さん

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飯田に「音楽の種まこう」 住民企画のクラシックコンサート

信濃毎日新聞(2021年4月29日)

 飯田市の住民有志でつくるグループ「BestBasicAid」は5月4日、手弁当で準備した初めてのクラシックコンサートを飯田市公民館で開く。地域に音楽の種をまきたいと企画。初回は同市出身で音楽活動をする友人らの協力を得て世界的に活躍するピアニストの西川悟平さん(東京都)を招く。コンサートは来年以降も続ける考えだ。
 グループは子どもが同じ小学校に通っていた母親を中心に2016年に結成し、同市の夏祭り「飯田りんごん」出場などで活動してきた。
 理容師の西浦ひふみさん(50)は子どもが音楽に触れる機会を大切にしてきた。ただ、飯田下伊那では、下伊那校長会がプロの楽団を招き、全小中学校の子どもに向けて長年開いてきた「音楽鑑賞教室」が資金面の課題から16年に終了。新型コロナウイルスの影響で音楽イベントが一層少なくなる中、昨秋、西浦さんが「できることをやろう」と仲間に投げ掛けた。
 西浦さんの次男の颯(はやて)さん(20)がプロの演奏家を目指して音大で学んでおり、昨秋には颯さんら音大生を飯田市に招いて無料の管楽演奏会を実現。メンバーの児島志保さん(47)が若おかみとして働く旅館を会場として提供した。久しぶりに生の音楽を聴けたと喜ぶ観客の姿に児島さんは「音楽で癒やしの時間をつくりたい」との思いを深めた。4日のコンサートでもチラシのデザインを担った。
 4日は西川さんのほか西浦さんの友人で同市出身のピアニスト鈴木夕里さんや颯さんも共演する。親子連れからも申し込みがあり、チケットは完売した。会場はコロナ対策で席数を大幅に減らし、メンバーは検温や花の飾り付けなどにボランティアで携わる。西浦さんは「コンサートを地域の活性化につなげたい」と張り切っている。

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