今季の営業を始めたつけ場小屋で、ウグイを焼く西沢さん

今季の営業を始めたつけ場小屋で、ウグイを焼く西沢さん

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伝統の漁、ウグイ塩焼きなど提供 上田「つけ場小屋」今季も

信濃毎日新聞(2021年4月30日)

 上田市の上田駅近くにある千曲川河川敷のつけ場小屋が29日、今季の営業を始めた。伝統の「つけ場漁」でウグイを捕らえ、塩焼きなどを提供する。小屋を営む川魚店の西沢徳雄さん(55)は5月から、今年の漁に本格的に取り組む予定だ。

 つけ場漁は、川底の砂利に産卵するウグイの習性を利用した漁法。小石を敷いた人工の産卵床に、産卵期で体の一部が朱色に染まったウグイを誘い込む。西沢さんによると、2019年の台風19号による大雨で一帯の水の流れは変化。それでも昨年は「思っていたよりも漁獲量があった」と振り返る。

 西沢さんによると、以前は上田小県地域全体で15軒ほどあったつけ場小屋が、現在は2、3軒ほど。「上田の伝統文化を守り、今年も千曲川の恵みを多くの人に堪能してほしい」と話している。

 小屋は午前11時~午後9時で午後6時以降は予約が必要。問い合わせは鯉西(電話0268・23・2438)へ。

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