ストーブ前に陣取る亀を見守る佐幸さん

ストーブ前に陣取る亀を見守る佐幸さん

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お出迎えは...「亀吉」改め「楽亀」! 木曽の理容店

信濃毎日新聞(2021年5月8日)

 木曽町福島の理容店が30年近く前からミドリガメを店内で飼っている。店主の佐幸一憲さん(71)の後を付いて歩き、寒い日はストーブの前で暖を取る。「出迎えてくれたぞ」と喜ぶ客もおり、今では店のマスコットだ。

 甲羅の長さは18センチ。佐幸さんの長男(37)が9歳の頃、引っ越す友人から譲られた。当時は大人の手のひらに載る大きさだった。

 夜は水槽に入れ、昼は店内で放し飼い。いつ頃からか佐幸さんの後を付いて歩くようになり、「かまってほしい」とばかりにズボンの裾をかむこともある。寒い日は暖房器具の前に自ら移動。7日もストーブの前で脚を出したり引っ込めたりしていた。

 もともと「亀吉」が名前だったが、ここ数年は「楽亀」(ラッキー)と呼ぶ。新型コロナの収束が見通せない中、佐幸さんは「こいつを見ていると、ほのぼのするね」。

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