建屋が完成した宿泊体験交流施設=津幡町下河合

建屋が完成した宿泊体験交流施設=津幡町下河合

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津幡・河合谷 学校跡地に宿泊交流施設

北國新聞(2021年5月10日)

 津幡町が河合谷地区の「禁酒の学校(旧河合谷小)」跡地で7月に開設する宿泊体験交流施設の建屋が、9日までに完成した。旧校舎にちなんで木造の温かみのある外観に仕上げ、河合谷でかつて盛んだった炭焼きの小屋を設ける。原木の炭作り体験をはじめ、農作業やキャンプ、雪遊びなど四季折々の多彩な企画を用意し、幅広い世代に里山と農村の文化に触れてもらう。
 宿泊体験交流施設「河愛の里 キンシューレ」が整備されたのは、2008年に閉校した旧河合谷小の跡地。その近くにあった木造の旧校舎は、住民が大正時代に村ぐるみで禁酒に取り組み、小学校の改築費を捻出したことで知られる。
 木造2階建てで、延べ床面積約1340平方メートル。1階には、いろりのある和室や調理室、ボルダリングのできるプレイルームを設けた。各部屋に「三国山」や「大滝」など地元の6集落の名物の名前が付けられた。
 2階はベッド付きの宿泊室を配置し、こちらは部屋ごとにアユやイワナといった地元で見られる川魚の名前とした。宿泊の定員は80人で、小中高の合宿や修学旅行、大学のサークル活動などの利用を見込む。
 炭焼きは田んぼの仕事がない冬場のなりわいとして、かつて河合谷で定着していた。河合谷ならではの体験メニューを充実させるため敷地内に炭焼き小屋を置く。地元で実際に使われていた窯の土を活用して新たな窯を造り、炭作りや炭だしなどの体験企画の実施を想定している。
 ほかにもコメやシイタケ、果樹などの栽培・収穫や、星座観測、キャンプ、雪遊びなどのプログラムを用意し、新型コロナの感染対策を徹底しながら、山あいの四季折々のメニューを提供していく。
 各体験企画には地元の住民がボランティアスタッフとして参加する。住民が心を一つにして小学校改築に取り組んだ「禁酒村」の心意気を受け継ぎ、地域挙げて町おこしに取り組む狙いだ。町担当者は「河合谷の魅力を伝え、地域が元気になる施設を目指したい」と話した。

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