新潟市西蒲区は、区内を舞台とした三つの映像作品からなる「西蒲映画」のロケ地巡りマップを作成した。北国街道周辺の歴史あるスポットや自然を楽しめる観光地など、10カ所余りを紹介する。企画した区産業観光課は「映画に登場した"聖地"を巡り、西蒲区の魅力を感じてほしい」としている。
「西蒲映画」は「にしかん」(2017年)、「ハモニカ太陽」(18年)、「ボケとツッコミ」(19年)の三部作。特色ある区づくり事業の一環として、区が武蔵野美術大(東京都)と連携して制作した。四季折々の鮮やかな風景と人と人のつながりを描いており、動画投稿サイト「ユーチューブ」でも視聴できる。
マップでは、物語の始まりの場所ともいえる布目の「夫婦桜」、主要人物の自宅として登場する潟浦新の農業法人「果香詩(かかし)」など、数々のロケ地を写真も交えて紹介。掲載のQRコードを読み取ると、地図アプリでそれぞれの場所を確認できる。
区産業観光課は「ウイルス禍で上映会の開催が難しい中、作品ゆかりの場所を訪れて楽しむのはもちろん、西蒲映画に興味を持ってもらうきっかけにしたい」としている。
A3判。無料。区役所や区内の公共施設などで入手できるほか、区ホームページからもダウンロードできる。問い合わせは区産業観光課、0256(72)8454。