「苔の森開き」で安全を祈る山浦さん(中央)

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白駒の池周辺「苔の森開き」 北八ケ岳苔の会、安全願い

信濃毎日新聞(2021年5月31日)

 佐久穂町と小海町にまたがる白駒の池(白駒池、標高2115メートル)周辺の山小屋経営者らでつくる「北八ケ岳苔(こけ)の会」は30日、「苔の森開き」を同池の入り口近くで行った。新型コロナウイルス対策のため昨年に続き人数を縮小して開催。コロナ下で観光客が減るなど苦境が続く中、シーズンの安全を願った。

 同会によると、八ケ岳ではこれまでに約500種類のコケが確認されている。白駒の池周辺の原生林は中でもコケが多く自生し、「苔の森」と名付けられている。

 コケは梅雨が始まるこれからが見頃。だが、同会会長で山小屋「青苔荘」を営む山浦清さん(67)によると、昨年度は新型コロナの影響で観光客が大幅に減少した。

 同会は6~10月に恒例の観察会を毎月開く予定だが、感染状況によっては中止する場合もある。山浦さんは「宿泊施設の感染対策は万全だ。コケにやさしく触れて、自然を思いきり楽しんでほしい」と話した。

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