整備された木道を歩きながら、清流やコケを見て回る南牧村の関係者

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横岳コケ群生地、整備終わる 南牧村「八ケ岳大自然郷」

信濃毎日新聞(2021年7月8日)

 南牧村が八ケ岳連峰横岳(標高2830メートル)の中腹にあるコケの群生地周辺で進めていた木道などの整備が終わった。村や観光、宿泊などの関係者が7日、同村側の八ケ岳登山道の入り口で実施した「八ケ岳大自然郷」の開山祭に合わせて現地を視察。整備後初めて迎える登山シーズンに期待した。

 群生地への入り口は、村内の「JR鉄道最高地点」から北西に向かう村道と横岳へ向かう杣添(そまぞえ)尾根登山道が交わる標高1900メートル地点の1キロほど手前にある。700メートルほど入ると、千曲川支流の杣添川水系の沢沿いに青々としたコケで覆われた岩が並び、神秘的な雰囲気が感じられる。

 村は周辺に1周約1キロの木道を設け、散策ルートや湧水の場所などを示す案内看板を設置した。近くの村道は原則、車両通行禁止だが、村内の宿泊施設利用者などは通行できるよう検討している。

 村は、群生地を含む一帯を「八ケ岳大自然郷」と名付け、2018年度から林道や登山道の整備に力を入れている。大村公之助村長は「一帯の整備事業が南牧の観光産業に貢献してほしい」と期待した。

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