人形のたき上げを行う安江住吉令和会のメンバー=1日、金沢市北安江2丁目の安江住吉神社

人形のたき上げを行う安江住吉令和会のメンバー=1日、金沢市北安江2丁目の安江住吉神社

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金沢・安江住吉神社 人形供養、若い力に託す

北國新聞(2021年8月4日)

 人形供養の神社として知られる安江住吉神社(金沢市北安江2丁目)が人形供養行事の若い世代への継承を進めている。同神社ではコロナ禍となって以降、人形の持ち込み件数が月平均50件と約2倍に急増。これまで中心となって供養に携わってきた氏子総代は平均年齢が70代後半と高齢で、行事が負担となっており、青壮年会に引き継ぐことにした。

 人形供養を引き継ぐのは、2019年に発足した青壮年会「安江住吉令和会」で、20~50代の氏子約20人が在籍している。毎年9月の神社行事「子供神輿(みこし)渡御祭(とぎょさい)」の運営などを目的に発足したが、コロナ禍で祭りが開催できない状況が続いており、人形供養の継承に名乗りを上げた。

 神社では02年から人形供養を始め、集まった人形をおはらい後にたき上げている。コロナ禍以降は、外出自粛に伴う家財整理が理由とみられる人形の持ち込みが相次ぎ、以前は3、4カ月に1回だったたき上げも、昨年からほぼ毎月行う状況となっている。

 神社では今春から、菅野佐登志宮司の孫厚見慶次さん(23)が禰宜(ねぎ)に就き、人形のおはらいを手伝っている。菅野宮司は「愛着ある人形を大切に弔おうと、県内外から多くの人が訪れる。行事が末永く続くよう若い世代に託したい」と期待する。

 今年8回目のたき上げが1日、行われ、令和会の会員が日本人形や縫いぐるみなどを火にくべた。令和会の北川善久会長(43)は「依頼者の気持ちに寄り添えるよう、心を込めて取り組んで行きたい」と話した。

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