予約販売が始まった「亀の海 noble-resonance」

予約販売が始まった「亀の海 noble-resonance」

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仕込みに大吟醸「洗練の味」 佐久の酒造店、CFサイトで販売

信濃毎日新聞(2021年8月24日)

 土屋酒造店(佐久市)は、大吟醸酒で仕込んだ「再醸酒」の日本酒「亀の海noble―resonance(ノーブルリゾナンス、高貴な共鳴の意味)」を初めて造り、クラウドファンディング(CF)サイト「マクアケ」で予約販売を始めた。新型コロナウイルス禍で酒販店や飲食店での日本酒の販売が減少する中、「自宅で飲めるぜいたくなお酒」として開発した。

 同社によると酒母に米麹(こうじ)と蒸し米を混ぜ発酵させる過程で、3度に分けて投入する仕込み水のうち、最後を日本酒に代えたものを再醸酒などと呼ぶ。甘みの強い酒になる。

 仕込み水に代えて普通酒や純米酒を使うことが多いが、今回の商品は、雑味が少なく高級な大吟醸酒を使い「洗練された味わい」に仕上げた。フレッシュな果汁のような甘みがあり、きれいな後味が特徴という。1本720ミリリットル。アルコール度数は12%弱。

 販売は企業の新製品を買って支援する「マクアケ」のシステムを活用。他の日本酒や、地元のチーズ店やカフェが作った商品などをセットにし、1万~5万円で8月13日に販売を開始。100セット以上が売れている。

 9月29日までは同サイト上で、11月からは土屋酒造店のホームページや酒販店で1本1万千円で販売する予定だ。社長の土屋聡さん(44)は「このお酒が、友人や家族で集まる場に癒やしを提供できればいい」としている。

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