佐久地域の酒造6社でつくる「佐久SAKEAging(サケ・エイジング)研究会」は25日、南佐久郡佐久穂町の県営余地(よじ)ダム内の管理用通路で熟成させた日本酒約3千本を運び出した=写真。各社が「ダム熟」と銘打ち、9月から販売する。
年間を通して気温が10度前後のダム内部の環境を生かし、3年目の試み。25日の佐久の最高気温は33・2度だったが通路内は肌寒いほどで、従業員たちは「涼しいな」と言いながら作業した。
春から寝かせた酒は夏を越えて「深みが増す」といい、同町の黒沢酒造の黒沢孝夫社長は「秋は日本酒がおいしい季節です」とアピール。