新潟県佐渡市の佐渡金銀山の世界遺産登録を応援しようと、新潟市北区新崎の洋菓子販売「モンレーヴ」が、相川地区にある「道遊の割戸」を模した「佐渡吟醸ショコラ」を発売した。
新潟県観光物産(新潟市江南区)と共同で企画した。佐渡吟醸ショコラには、佐渡市の酒造会社「北雪酒造」の吟醸酒と、厳選したベルギー産チョコレートを使用。表面に金粉をまぶして金山のイメージと高級感を出した。
「道遊の割戸」の形状を表現するため、ショコラの表面に「割れ」を作ることに苦労したという。口に入れると、チョコの味から日本酒の香りに風味が変化し、辛口の日本酒の独特な苦みも味わえる。
モンレーヴの渡部茂晃社長(55)は「お土産にも、ご褒美のように食べてもらってもいいと思う。県内の企業として応援することで、新潟全体を盛り上げていくことにつながればうれしい」と話した。
5個入り、1200円(税抜き)。道の駅新潟ふるさと村、新潟駅などで販売している。問い合わせは同商品を製造する「きくや」、025(258)6000。