完成した「空ノ鐘」で記念撮影をする横山維者舎のメンバー

完成した「空ノ鐘」で記念撮影をする横山維者舎のメンバー

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「空ノ鐘」よ、伊那谷に響け 鳩吹山山頂に設置

信濃毎日新聞(2021年9月27日)

 アウトドアスポーツ体験を展開する伊那市横山の事業者「ASOBINA(アソビナ)」と「ERUK(エルク)パラグライダースクール」が、地元の鳩吹(はとぶき)山(1320メートル)山頂に「空ノ鐘(そらのかね)」と名付けた鐘を設置した。眼下に広がる伊那谷の街並みや、遠くは南アルプスや八ケ岳を見渡しながら音色を響かせることができる。26日は幻想的な雲海に覆われる中、地域住民ら15人ほどが集まってお披露目式を開いた。

 山頂の一帯は、地元の住民グループ「横山維者舎(いじゃや)」が6年ほど前から整備を始め、現在はパラグライダーの離陸場所として利用している。眺望の良さや麓の横山地区から車と徒歩で約20分で山頂に着けるなど魅力は多いものの、観光客らにPRできるスポットがないことが課題だった。

 アソビナ代表の呉本圭樹(よしき)さん(43)らが「仕掛け」を検討する中で、県外のチャペルから真ちゅう製の鐘を譲り受けて設置した。呉本さんは「数々のカップルの幸せを見守ってきた鐘。新しい観光スポットとして多くの人に訪れてほしい」と期待していた。

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