結氷した立岩湖にできたアイスバブル=南相木村

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氷の中「バブル」の世界 南相木・立岩湖

信濃毎日新聞(2022年2月10日)

 南相木村の立岩湖で、凍り付いた湖面に積もった雪をよけると、氷の中にできた丸い模様が現れた。湖底から湧き出たガスの泡が、氷に閉じ込められた「アイスバブル」だ。沈んだ流木の腐敗で発生したメタンなどが、厳寒期の造形を生んでいる。

 立岩湖は標高千メートル余にある人造湖。湖面では、厚さ20センチほどの氷に穴を開けてシナノユキマスやワカサギを釣る人が見られた。湖畔の宿泊施設「立岩荘」を営む菊原大志さん(42)によると、アイスバブルは30年以上前からこの時季に見られるという。妻の文栄さん(44)は「氷の中に不思議な世界が広がっていて魅力的。ただ、氷が薄い所や凍っていない場所もあるので、氷の上を歩く時は十分に気を付けて」と注意を呼び掛ける。

 立岩荘に泊まり、アイスバブルを見た中田太陽さん(48)=神奈川県南足柄市=は「目に見えないはずのガスが、氷に閉じ込められて見えるようになるのは神秘的」と見とれていた。

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