ドローンで撮影した内山牧場キャンプ場。4月から「荒船パノラマキャンプフィールド」になる(佐久市振興公社提供)

ドローンで撮影した内山牧場キャンプ場。4月から「荒船パノラマキャンプフィールド」になる(佐久市振興公社提供)

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牛いないので...名称変更へ 佐久の「内山牧場キャンプ場」

信濃毎日新聞(2022年3月11日)

 佐久市振興公社は4月1日、同市内山の「内山牧場キャンプ場」の名称を、「荒船パノラマキャンプフィールド」に変更する。現在の名称はかつて現地に牧場があった歴史に由来するが、「動物と触れ合えると思った」と誤解を招くこともあり、一帯の特長を踏まえた名前に一新する。

 キャンプ場は1973(昭和48)年、同公社前身の市開発公社が市から土地を借りて営業を開始。妙義荒船佐久高原国定公園内の標高約1200メートルに広がり、荒船山を望む雄大な景色などが特長だ。

 公社や市によると、一帯には昭和中期まで市内で飼育された牛を放牧する牧場があった。現名称はその歴史を踏まえているが、今は牛は不在。来場者から「動物がいるんですか」などと問い合わせが多く、訪れてから動物と触れ合えないことに気付く人もいるという。支配人の鈴木悟さん(53)は「初めて来るお客さんに、雰囲気をつかんでもらえる名前にしたかった」。

 キャンプ場の2021年度の利用者は1万2500人余で、近年は増加傾向。新型コロナウイルス下で「密」にならないアウトドアの強みも背景にあるという。名称変更とともにトイレ増設や公衆無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」整備などの利便性向上も計画しており、鈴木さんは「一過性のブームではなくコロナ収束後も来てもらえるようにしたい」と話している。

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