八田別荘(奥)を彩るように試験点灯された越前焼の陶器

八田別荘(奥)を彩るように試験点灯された越前焼の陶器

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越前焼から漏れる光、軽井沢の別荘を照らす 20、21日に福井県との交流イベント

信濃毎日新聞(2022年3月20日)

 2024年春の北陸新幹線(長野経由)敦賀延伸に向け、軽井沢町と連携協定を結んだ福井県が20、21日、町内で越前焼の陶器を使ったイルミネーションイベントを開く。会場は、福井出身の旧海軍大佐で衆院議員だった八田裕二郎(1849~1930年)が建てた軽井沢での日本人第1号別荘「八田別荘」。町内の飲食店も福井の味を紹介するなど、交流ムードが高まっている。

 イベントは「越前・陶あかり展in軽井沢」で、高さ10センチ、直径6センチの越前焼の陶器480個を使用。さまざまな模様で空けた穴からLED電球の光が漏れ、別荘への通路を照らす趣向だ。19日は試験点灯があり、約20メートルにわたり連なる淡い光が、周囲の雪と幻想的な光景を醸し出した。福井県ブランド課では「長い交流の一歩。今後も続けていきたい」としている。

 イベントは両日とも午後1~8時で、点灯は午後6時ごろから。日中は、福井の工芸などを紹介するパネル展示も行う。無料。

 連携協定は17日に締結。町内の「旧軽井沢ホテル音羽ノ森」は福井県内で水揚げされた海産物や福井の地酒などをホテル内の和食店で27日まで提供中。町内の和食店「くつかけステイ中軽井沢」も23日から来月3日まで、福井の食材を使った料理を提供する。

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