飯田市宮の前の大宮諏訪神社が21日、7年目に1度開く式年大祭と、大祭に奉納するため25~27日に開く「飯田お練りまつり」に合わせて作った特別な御朱印を発表した。大祭に合わせた御朱印は初めて企画。23日から頒布する。
御朱印はA5サイズの和紙で折り畳める。同神社に伝わる明治時代の巻物「縁起絵(え)詞(ことば)」に描かれた、ご神体を納めたみこしを引いて歩く神事「神輿(みこし)渡御(とぎょ)」が江戸時代に行われた様子を載せた。大総代で書家の木下潤二さん(73)が書いた「龍」の文字の上には、本殿に納められている八稜鏡をかたどった円形の中に「式年大祭」と書かれた印が押されている。
木下さんは「力を込めて作った。お練りまつりも盛り上げていきたい」。800円で500枚限定。社務所で午前9時~午後4時に頒布する。4月1日までで、余れば年内は頒布を続ける。